物性分野では、材料の物理的性質に関する系統的な知識をベースとし
て、電子デバイスやエネルギー変換に用いられる機能材料から極限環境下で利用されるような構造材料まで,21世紀の先進材料を原子レベルで設計し創り出す
という研究を行なっています。また、地球環境に配慮した材料プロセスやリサイクル技術の開発にも積極的に取り組んでいます。研究の対象は、金属材料、セラ
ミックス、半導体まで広範囲におよんでいます。そのため、材料工学や物質工学のみならず、物理工学、機械工学、電気・電子工学の教育を受けて,材料の物理
機能に関する基礎的知識を有しており、その工学的な応用に強い関心をもつ学生を対象としています。ナノテクノロジーなど高度な材料技術を駆使して新しい機
能を追究していくとともに、豊かな発想と応用力をもとにして先進材料の開発や設計ができる専門技術者の養成を目標としています。修了後は、材料の開発・製
造分野はもとより、自動車や宇宙航空用の輸送機をはじめとする機械システムの分野、電子デバイスや電気製品の製造分野、電力・ガスなどのエネルギー分野な
どで、産業基盤を支える材料科学の専門家としの活躍が期待されます。 |
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